アオノハコ 雛の告白が胸に残り続ける理由

この作品が残したもの

どーも、雛推しの2-sanです。

『アオノハコ』といえば、
大喜と千夏の焦ったくて甘酸っぱい恋模様が王道で、
胸をきゅっと掴まれる名シーンも多いですよね。

――でも。

それ以上に強烈に心を揺さぶってくるのが、
まっすぐで、淡くて、どうしようもなく切ない
蝶野雛の恋
ではないでしょうか。

好きだからこそ踏み出して、
好きだからこそ傷ついて、
それでも想いを誤魔化さない。

雛の一つ一つのセリフには、
言葉以上の感情と覚悟が詰まっています。

今回はそんな「雛の告白」に焦点を当て、彼女の言葉の裏にあった想い、
そして読者の心を撃ち抜いた理由を、雛推し目線で、私なりに綴っていきます。

アオノハコ 雛の告白

語らずにはいられないのが、
アニメ第24話。

思いもよらない形で、雛は大喜から“告白の返事”を聞くことになります。
覚悟を決めた告白の場でもない・・・
それでも返ってきた答えは、「雛とは付き合えない。」

涙をこらえきれず、感情が溢れてしまうあのシーンは、
何度見ても胸の奥が締めつけられます。

雛の告白|「やだ!」

大喜に呼び止められ、
唐突に投げかけられる一言。

「…ごめん。」

この時点で、雛はもう分かっている。
何を言われるのかも、
その先に待っている答えも。

それでも――

「何が?」

本当は聞きたくない。
聞けば終わってしまうと分かっている。
それでも聞き返してしまう雛の心情が、
もう、すでに苦しい・・・

ここで個人的に刺さったのが、
この場面でカメラがゆっくりと引いていく演出。
二人の距離がそのまま心の距離のようで、
感情ごと置いていかれるあの映像表現には、完全にやられました。(涙)

そして、やっぱり返ってきた言葉。

「付き合えない。」

唇が、震える。
必死に感情を抑えようとしているのが、
言葉よりも雄弁に伝わってきます。

それでも雛は、雛らしく。

「やだ!」

振られた瞬間に飛び出したその一言は、
駄々でも、子どもっぽさでもない。

「返事はまだいいって言ったじゃん」

大喜の気持ちを尊重しながら、それでも自分の想いから逃げない。
相手を思いやりつつ、自分の感情も否定しない。
その強さが、ここから先のシーンを一気に熱くしていきます。

この「やだ!」は、
雛が最後まで雛でいようとした証。
だからこそ、
胸に深く残る名シーンが始まるのです。

雛の告白|私はいいって言ってるじゃん

「この関係は、良くないと思う」

雛の気持ちを考えてこそ出てきた、大喜の言葉。
正しさゆえに、あまりにも残酷で・・・
その瞬間、雛はもう感情を抑えきれなくなります。

涙を浮かべながら、
思わず大喜の口を塞ぐあの行動。

もう言わないで。
それ以上、優しい言葉で突き放さないで。
私はそれでも、待ちたいから。

言葉にしなくても、その想いが痛いほど伝わってきて、
また胸が・・・苦しい・・・

雛は分かっているんです。
このままじゃいけないことも、
自分が傷つく可能性が高いことも。

それでも…
こんなにも優しくて、真面目で、誠実な大喜を
好きになってしまった以上、
今の雛に残された選択肢は「待つ」ことしかない。

それが一番自分を傷つける道だと分かっていても、
それでも選んでしまうほど、
大喜が好きなんですよね。

正論をぶつけられても、感情を曲げない。
弱くて、強くて、どうしようもなく一途。

このシーンは、
雛の恋がどれほど本気だったのかを、
言葉以上に突きつけてくる名場面だと思います。

雛の告白|私の方が、大喜と思い出いっぱいあるのに・・・

この言葉が出てきた瞬間、一気に目頭が熱くなりました。

ただ、雛の中に積み重なってきた時間が、最後に「私」を見てもらうために絞り出した、なけなしの一言。

この告白シーンの中で、個人的に一番好きなセリフです。

比べたかったわけじゃない。
勝ちたかったわけでもない。
それでも…
一緒に笑って、悩んで、過ごしてきた時間が、確かにそこにあったことだけは、どうしても伝えたかった。

だからこそ……
この言葉は、語れば語るほど、
安っぽくなってしまう気がする。

雛の想いは、もうこの一言だけで十分すぎるほど、伝わっているから。

番外編|それでも、俺の好きな人は変わらない

これは、大喜のセリフ。

どれだけ雛が涙を流し、想いを必死にぶつけても、
大喜は終始、真っ直ぐで、真顔のまま。

そして最後に、この一言を雛に突きつけます。

「それでも、俺の好きな人は変わらない」

正直に言うと、この瞬間、大喜を悪役かと思いました。
ムキーーー\\\٩(๑`^´๑)۶//// ですよ。(笑)

でも冷静に考えると、
これはとんでもなく覚悟のいる選択なんですよね。

幼馴染で、可愛くて、一緒に過ごしてきた時間も長くて、
実際に何度もドキッとさせられてきた相手からの、全力の告白。

それでも、
「もしかしたらうまくいかないかもしれない」
まだ何も確約のない相手を選び続けるという決断。

逃げない。揺らがない。
期待も、優しさも、すべて振り切って、自分の気持ちに嘘をつかない。

正直、尊敬します。

大喜の、意志の硬さ。
そして、強さ。

雛がここまで本気で惚れた理由も、少し分かってしまうんですよね。

だからこのセリフは、残酷で、冷たくて、
それでも誠実な…『アオノハコ』らしい、忘れられない一言でした。

雛の告白|こと恋愛において・・・

新体操の全国大会で3位。
誰もが認める努力と実力を持つ雛が、振られたあとに綴った、その想い。

「努力は、報われる・報われないって言われるけど、
 それでも努力した自分を、私は好きになれた」

競技の世界では、結果がすべてで、頑張った時間は必ず自分の糧になる。
雛はそれを、身をもって知っている。

それなのに・・・

「でも、恋愛においては、
 なんでこんなに醜くなっちゃうんだろう……」

初めての大失恋。
思い通りにならない感情。
どれだけ想っても、どれだけ時間を積み重ねても、相手の気持ちは自分ではどうにもできない。

努力が必ずしも報われない。
それどころか、自分でも知らなかった弱さや、醜さと向き合わされてしまう。

強いからこそ、自分の未熟さに気づいてしまう。
それが、雛の初恋だったのだと思います。

この言葉は、敗北のひとりごとじゃない。
恋をしたからこそ得た、痛みごと抱きしめる成長の一歩

雛はここで、また一段、大人になったんです。

まとめ|雛の告白が、こんなにも心に残る理由

雛の告白は、報われるための告白ではありませんでした。

それでも逃げずに、自分の気持ちを誤魔化さずに、傷つくと分かっていても、「好き」を差し出した。

泣いて、取り乱して、少し醜い感情もさらけ出して。
それでも最後まで、誰かのせいにせず、自分の恋として向き合い切った。

努力が結果に繋がる世界で生きてきた雛が、努力ではどうにもならない恋愛に出会い、初めて味わった挫折。

それは決して、無駄な恋でも、負けた恋でもありません。

好きになった時間も、一緒に過ごした思い出も、流した涙も、
全部が本物だった。

だからこそ雛の言葉は、こんなにも胸を打つ。

雛の告白は、「叶わなかった恋」の物語でありながら、
同時に誰よりも誠実で、誰よりも尊い恋の証明でした。

きっとこれから先、雛はまた恋をする。
もっと上手に、もっと強く。

でも・・・
この初恋だけは、一生忘れられないんだろうな、と思います。

雛、やっぱり最高です。

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