ふたりソロキャンプは付き合う?雫と厳の恋の行方

テーマ・メッセージ考察

『ふたりソロキャンプ』の魅力は、何と言っても大人だからこそ味わえる贅沢な時間

キャンプアニメの代表格といえば『ゆるキャン△』。
私も大好きで、気づけば3周ほど観ていました。
ただ、彼女たちはあくまで“ピュアな高校生”。
癒しや青春の輝きが中心で、それはそれで最高です。

一方『ふたりソロキャンプ』が描くのは、
酒を嗜み、つまみになる料理を作り、静かな時間を味わう――
そんな大人のキャンプ。

そこに少しずつ入り込んでくるのが、年相応の距離感で描かれる“恋愛”です。

そして物語は、ついに最終回(第24話)へ。
雫が勇気を振り絞って自分の想いを伝え、
それを受け止めた厳が選んだ“答え”。

今回はこの最終話を軸に、
二人の関係性・キャンプという空間が持つ意味・
そして大人の恋愛のリアル
を、
いろいろな角度から掘り下げていきましょう。

ふたりソロキャンプ|雫と厳は付き合うのか!?

結論から言うと、
ふたりは、アニメ最終回でついにお付き合いを始めます。

長かった……本当に長かった……( ;∀;)

恋愛感情に対して常にまっすぐで、逃げずに向き合い続けてきた雫。
その一方で、どこか自分の気持ちには正直なのに、恋にはとことん鈍感な厳。

そんな厳の心を、
雫は一気に攻略したわけではなく、
時間をかけ、言葉を選び、行動で示し続けることで、少しずつ、確実に掴んでいきました。

だからこそ最終回のあの瞬間は、
「やっと報われた」という安堵と、
「ここまで想い続けてきた雫の努力」が一気に溢れ出してきて、
思わず胸が熱くなり、うるっとしてしまうシーンだったと思います。

ただ付き合った、という結果以上に、
そこに至るまでの“プロセス”こそが尊い。
それを丁寧に描いてくれたからこそ、この結末は強く心に残るのです!!

ふたりソロキャンプ|雫と厳を近づけたポイント

① キャンプ飯という最強の武器

キャンプに関しては素人だった雫。
しかし彼女には、最初からひとつだけ圧倒的な強みがありました。
それが、「料理のうまさ」

『ふたりソロキャンプ』の楽しみの代表格でもあり、
キャンパー視点で観ている人の中には
「正直、ここが一番の楽しみ」という人も多いはずです。

自然の中、誰にも邪魔されない開放的な空間。
そんな場所で食べるご飯は、
お湯を注ぐだけのカップラーメンですら
なぜかいつもの3倍は美味しく感じる
あれ、何なんでしょうね……笑

そんな“魔法の空間”で、
雫は手間を惜しまず、丁寧で美味しそうな料理を作り、
しかもそれを屈託のない笑顔で差し出し続ける

そりゃあ……
無骨で不器用な厳じゃなくても、
誰だって少しずつ心を許してしまいます。笑

料理そのものの味だけじゃない。
「相手のために作る」「一緒に食べる」という行為が、
自然と二人の距離を縮めていった。
キャンプ飯は、まさに雫の最大のアプローチだったと言えるでしょう。

② ふたりソロキャンプ|あくまで“ふたりソロキャンプ”

雫の想いだけを見れば、
「一緒にいられるなら、それでいい」
なんて割り切れるほど、彼女は年輩でも恋愛玄人でもありません。

――まだまだ、若いんです!!!

本音を言えば、もっと近づきたいし、
もっと一緒にいたいし、
関係をはっきりさせたい。
それが自然な感情でしょう。

それでも雫が、あの頑なな厳と“長く一緒にい続けられた”理由。
それは、自分の気持ちをグッと抑え、彼のスタンスを尊重し続けたことにあるのではないでしょうか。

思い返せば、初登場時の雫は
距離感ゼロ、遠慮なし、図々しさ全開(笑)。
正直、「これは即衝突コースでは……?」と思った人も多いはずです。

それが回を重ねるごとに、
踏み込みすぎない、干渉しすぎない、
“あくまでソロキャンプ”というルールを守り続けるようになる。

よく堪えた・・・雫。

『ふたりソロキャンプ』を少し引いて見ると、
そこにあるのは恋愛のドキドキよりも、
長年連れ添った老夫婦のような落ち着きと安心感。
並んで火を眺め、ご飯だけ一緒に食べる。
あの絵面、完全に完成形ですよね。笑

この“近づきすぎない距離感”こそが、
厳にとって心地よく、
結果的に二人の関係を一番深めたポイントだったのだと思います。

③ ふたりソロキャンプ|友人のおせっかい

確実に、
ふたりの関係が「恋愛」として意識され始めた瞬間があります。

それが、雫が友人たちとグランピングへ出かけた時のエピソード。

物理的には離れた場所で、
それぞれ別のキャンプをしているにもかかわらず、
雫と厳は写真を送り合うなど、
ごく自然に、日常的に繋がり続けていました。

もうこの時点で、
「ただの師弟」「たまたま知り合ったキャンパー」
という関係ではないんですよね。

そんな空気を、黙っていられなかったのが友人・さや。
お酒の力も相まって、
ついに厳へテレビ電話をかけ、爆弾発言を投下します。

「厳さんは、雫とのことどう考えてるんですか!?」

来たっΣ(゚д゚lll)
酔っぱらいのお節介、炸裂です。

この問いに対する厳の答えが、また重い。

「草野雫という人間は、
俺にとって代わりのいない無二の存在だ」

ここに明確な恋愛感情があったのか。
それは、正直なところ断定はできません。

ただ一つ言えるのは、
厳の中で、雫がすでに“特別枠”に入っていたという事実。
これはもう、どう取り繕っても揺るぎません。

とはいえ……
このシーン、正直言って肝が冷えました

いや、さや。
気持ちは分かるけど、
もしこの答えが最悪の方向だったらどうするつもりだったの!?と。笑

善意のお節介は、ときに関係を壊す刃にもなる。
結果オーライだったから笑えるけど、
お節介はほどほどに。
これは本当に、教訓です。笑

それでもこの一件があったからこそ、
厳自身も「雫の存在」を
言葉として、はっきり自覚することになった。

そう考えると、
この危なっかしいお節介もまた、
ふたりを恋へと近づけた“必要悪”だったのかもしれません。

ふたりソロキャンプ|涙の恋愛成就!

迎えた、アニメ最終回。

雫と出会ってからの1年間、
「ソロキャンプ」を貫き続けてきた厳。
他人と関わり、さまざまなキャンプスタイルに触れ、
そして最後に、雫と、二人きりになる。

その静かな時間の中で、
厳の口からこぼれた一言。

「キャンプは、お前と二人がいいわ」

もう……それは反則です。

その言葉を聞いた瞬間、
雫の中で抑え続けてきた想いが、ついに溢れ出します。

「好きです」

あの時のときめきと覚悟が同時に宿った雫の表情。
今まで我慢してきた感情をすべてぶつける、
まっすぐで、震えるような告白。
忘れられません。

そして雫は、その場で答えを求めません。
後日、キャンプ場で待っています。YESなら、そこに来て。という思いやり・・・どこまでいい子なんだ・・・

この“返事の待ち方”が、あまりにも『ふたりソロキャンプ』らしい。
厳にしっかり考える時間を与える、
押しつけない優しさと、大人の対応。
本当に素敵でした。

――そして、その場所には。

もちろん、厳がいる。

雫が思わず泣きつくあの瞬間。
そして厳の、男らしい言葉。

「俺からも言わせてくれ。
俺の彼女になってくれ」

その一言で、
これまでの時間、我慢、距離感、積み重ねた想いが
一気にフラッシュバックして、
涙をこぼす雫と一緒に、こちらも完全に崩壊です(笑)

最高でした。
本当に、最高の恋愛成就。

おめでとう、雫。
そしておめでとう、ふたりソロキャンプ。

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